2024年8月

相続
認知に関する遺産分割協議上の注意点

認知(にんち)とは  妊娠と出生がいずれも婚姻中ではない子のことを「非嫡出子(ひちゃくしゅつし)」といいます(逆に、婚姻中に妊娠もしくは出生した子は「嫡出子(ちゃくしゅつし)」といいます)。例えば、未婚の男女から生まれた […]

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相続
相続人に行方不明者がいる場合について

まずは行方不明者の捜索から  遺産分割協議や限定承認は相続人全員でしなければならないので、相続人に行方不明者がいると手続自体が不可能になってしまします。まずは行方不明者を探し、何らかの形で連絡をとり、相続開始の事実を伝え […]

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相続
遺言執行者について

遺言執行者とは  前回の記事でも少し述べましたが、原則として遺言書の内容を実現するには相続人全員で共同して行います。しかし、遺言書の内容によっては、寄付や遺贈で相続人以外の者に対して遺産を取得させる場合、相続人が嫌がるケ […]

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相続
遺言書作成のメリットについて

遺言(ゆいごん)とは何か  遺言とは「生前最後の意思に法律効果を認め、死後にその実現を図る制度」のことをいいます。 遺言に書くことで法的意味を持つもの(代表的な例) (1)相続分の指定  遺言等がない場合の相続人の相続分 […]

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相続
相続分の譲渡について

相続分の譲渡とは  相続人は相続開始から遺産分割前までの間に自己の相続分を他に譲渡することができるとされています(民法905①前段)。相続分の譲渡とは、具体的に「預金の3分の1を譲渡する」「不動産の持分3分の2を譲渡する […]

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相続
寄与分と相続分について

寄与分(きよぶん)とは  寄与分とは、共同相続人のうちの特定の者が、被相続人に生前に特別に「寄与」した「分」のことです。それを無視して法定相続分どおりに分けると、特別受益とは逆の意味で不公平です。そこで、被相続人の事業に […]

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相続
特別受益と相続分について

特別受益(とくべつじゅえき)とは  特別受益とは読んで字のごとく「特別」に「受」けた利「益」のことで、被相続人から、「遺贈」を受けたり、または婚姻や養子縁組もしくは生計の資本として「贈与」を受けたりするなどした者がある場 […]

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相続
相続の承認・放棄について

相続人の選択権  相続人は、相続開始の時から、被相続人の一身に専属したものを除き、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継します(民法896条)。権利「義務」とあることから、相続人は、被相続人の財産のみならず債務(借金 […]

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相続
相続手続きのキホン⑥~5.相続登記について~

相続登記はしないとダメ? 相続登記をする方法  相続登記をするには何が必要でしょうか。登記というのは実体の権利関係を公示する手続きですので、まずは遺言や遺産分割協議で、実際に財産を取得する相続人やその相続財産が確定してい […]

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相続
相続手続きのキホン⑤~4.遺産分割協議について~

遺産分割とは  第1回目でも少し述べましたが、遺産分割とは、相続の開始後、相続人及び遺産の範囲を確定し、共同相続人全員で合意したうえで、遺産の取得について協議し分割方法を確定するとともに、実際に遺産となる物や権利を相続人 […]

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